2017年7月22日土曜日

院内研修会


こんにちは、副院長の神山です


これから夏本番、現在も蒸し暑い日が続いておりますが

更に暑さが増してくるようですね

熱中症には皆様、十分お気をつけ下さい





神山歯科医院ではこの度、6月いっぱいで平井さんが産休に入りました。

最後の方は体調的に大変だったと思いますが

ギリギリまで頑張って頂き大変感謝しております。

2児の母になるので大変でしょうけど母子ともに健康で元気な赤ちゃんが

産まれてくる事をスタッフ一同願っております!




そして平井さんと入れ違いで7月より新たなメンバーが加わりました。

臨床経験豊富な衛生士の垂水さんです。

数多くの歯科医院に勤務されていた経験があるので即戦力で頼もしい限りです。



昨日、当医院では院内研修会を行いました。

新たなスタッフが加わりましたので接客の基本である”基本姿勢やお辞儀の仕方”、

”患者様の誘導、送り出し”について前半は研修を行いました。





当医院では患者様が気持よく通院して頂ける様に常に心がけております。


後半は院内感染防止・対策について器具や院内設備、機材の滅菌・消毒方法について

見直しと話し合いを行いました。


その後は前回、春木さんがブログで取り上げていた”オーラルフレイル”に

関しての実習を行いました。


【 日本老年医学会 HPより 】




日本老年医学会では


オーラルフレイル

口腔機能低下症

口腔機能障害

要介護



という枠組みで口の機能低下の進行度合いを提唱しています。

その中でも歯科で介入すべき所が口腔機能低下症なのです。


今回はその口腔機能低下症であるかどうかの検査項目を相互実習で行いました。





近い将来には当医院にて口腔機能低下症の検査を開始したいと思います。


その際はまたブログにてご報告させて頂きます。



“口から食べる事の大切さ”

現在では”よく噛むこと”が全身へ影響するという報告が多数あります。





生涯、出来る限り健康でありたいものです

2017年7月9日日曜日

要介護にならない為に

こんにちは春木です。

先日の九州豪雨では、想像出来ないくらいの被害があり、改めて自然災害の怖さを感じました。

被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

まだ連日、激しい雨も降っています。2次災害が広がらないことを、願うばかりです。



ところで皆様は、「フレイル」という言葉を聞かれたことはありますか。

「健康」と「生活習慣病」の間を「メタボ」と言うように、「健康」と「要介護」の中間の状態を「フレイル」

と言います。

●汁物を飲む時、ムセやすくなった
●階段を下りる時、ヒザが痛い
など、生活に支障がでていない、ささいな衰えの状態が「プレフレイル」

●杖をつかないと、歩けなくなった
●階段を上がる時、手すりをしっかりつかまないと上がれない
●体重が減ってきた
など、要介護ではないけど、だいぶ生活に悩みや困りごとが出てきた状態が「フレイル」です。

このフレイルの段階なら、頑張り次第でその前の状態に戻れる可能性があると言われています。

 Ⅰ 栄養 → しっかり噛んで食べる
 Ⅱ 運動 → できるだけからだを動かす
 Ⅲ 社会参加 → なるべく社会性を保つ

この3つを三位一体でまんべんなく底上げするのが、フレイル予防の理想です。


そしてもう一つ大切なのが、お口の健康ですね。

お口の健康は、フレイルの3要因「身体」「心・認知」「社会性」すべてに関わっています。

しっかり噛めなくて栄養が偏ると、体は弱り → 体力が落ちると、心が前向きにならなくなり

認知症への影響もあります。→ その状況なら、人との関わり(社会性)もおっくうになって

いきます。

 ●滑舌が悪くなった  ●食べこぼしが増えた  ●ムセ易くなった  ●噛みズラいものが増えた

このような、お口の機能のささいな衰え(オーラルフレイル)が重なっていくと、どんどん

大きな衰えになっていきます。

生活に支障がないと思うささいな事でも、ご相談ください。

お口の健康と社会性の両方を維持するために、フレイル予防をはじめましょう。