こんにちは春木です。
先日の九州豪雨では、想像出来ないくらいの被害があり、改めて自然災害の怖さを感じました。
被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
まだ連日、激しい雨も降っています。2次災害が広がらないことを、願うばかりです。
ところで皆様は、「フレイル」という言葉を聞かれたことはありますか。
「健康」と「生活習慣病」の間を「メタボ」と言うように、「健康」と「要介護」の中間の状態を「フレイル」
と言います。
●汁物を飲む時、ムセやすくなった
●階段を下りる時、ヒザが痛い
など、生活に支障がでていない、ささいな衰えの状態が「プレフレイル」
●杖をつかないと、歩けなくなった
●階段を上がる時、手すりをしっかりつかまないと上がれない
●体重が減ってきた
など、要介護ではないけど、だいぶ生活に悩みや困りごとが出てきた状態が「フレイル」です。
このフレイルの段階なら、頑張り次第でその前の状態に戻れる可能性があると言われています。
Ⅰ 栄養 → しっかり噛んで食べる
Ⅱ 運動 → できるだけからだを動かす
Ⅲ 社会参加 → なるべく社会性を保つ
この3つを三位一体でまんべんなく底上げするのが、フレイル予防の理想です。
そしてもう一つ大切なのが、お口の健康ですね。
お口の健康は、フレイルの3要因「身体」「心・認知」「社会性」すべてに関わっています。
しっかり噛めなくて栄養が偏ると、体は弱り → 体力が落ちると、心が前向きにならなくなり
認知症への影響もあります。→ その状況なら、人との関わり(社会性)もおっくうになって
いきます。
●滑舌が悪くなった ●食べこぼしが増えた ●ムセ易くなった ●噛みズラいものが増えた
このような、お口の機能のささいな衰え(オーラルフレイル)が重なっていくと、どんどん
大きな衰えになっていきます。
生活に支障がないと思うささいな事でも、ご相談ください。
お口の健康と社会性の両方を維持するために、フレイル予防をはじめましょう。