2019年4月27日土曜日

量と頻度、どちらが重要なのか?


みなさんこんにちわ w
前川です。
平成最後のblogはボクになってしまいました。
昭和生まれで平成を全部知っているので寂しいです。
それはどうでもいいですね。。。

さて、毎回出来るだけみなさんの疑問に答えれるようなかたちで、文献を紹介していこうと思っていますが、
今回は。。。

Sugar Restriction for Caries Prevention : Amount and Frequency. Which Is More Important?

Cor van Loveren . Caries Research . 2019




最近出た文献ですが、

” 虫歯を予防していくには、砂糖の摂取に関して、量と頻度どちらがより重要か “

というよくある質問に対するドンピシャなタイトルの文献です。

結論から言うと、

『多くの研究の結果、砂糖の消費と虫歯の数の間には関係がないか、
比較的弱い相関関係がある』

となっています。砂糖の消費量が多いからといって、虫歯の数が多くなるという根拠は
ない、もしくは弱い根拠があるということです。
関連が少しあるとすれば、砂糖の摂取に関して量と頻度どちらを気を付ければいいか
というと、頻度がより重要であろうとなっています。


表のpH曲線で示されているように、食べる量よりも、頻度の方が重要であることがわかります。
たくさんの量を摂取することよりも、少しの量でもだらだら何度も食べる方がよくないね
ってことです。
昔から多く研究されてきましたが、結論は変わってはいないようです。

基本的には、虫歯予防には当然ブラッシングが最重要です。
そして、患者さんそれぞれの感受性、虫歯のなりやすさを把握することも重要です。
加えて、砂糖の摂取の仕方も考えた方がいいかもね。ということです。

さらに、最後に、フッ化物を効果的に使用する事で、この砂糖の摂取と虫歯の数の関連性はほぼ無くなってしまう可能性を示唆しています。
面白いですね。
フッ化物に関しては、また別の機会に文献を紹介します。
フッ化物の迷信と真実。。。

ということで、みなさん、よい連休を♪




#dentistry
#cariology
#EBD
#evidencebaseddentistry
#literature

2019年4月15日月曜日

イヤイヤ期の歯磨き


こんにちは。平井です。

桜も散り、暖かい日が増えてきましたね。
過ごしやすい季節になり、子ども達と外で過ごすことが増えました。
楽しい時間も多いのですが、
1歳半になった娘がとうとうイヤイヤ期に突入してしまい、
てんやわんやな毎日です(゚ω゚)




イヤイヤ期の歯磨きで悩んでいる方も多いかと思います。


イヤイヤの原因は              
・自我が芽生えたこと   
・自由に遊びたい、動きたい
・磨く人の顔が必死で怖い 
・歯ブラシが当たって痛い 
・磨く人の爪が当たって痛い
                  などが考えられます。



イヤイヤが酷い時は、
ビデオや歌で楽しく仕上げ磨きをしてみたり、
いろいろな味の歯磨き粉を揃えて『今日は何味?』と選ばせたり、
磨く係を交代してみるのもいいかもしれません(^_^)

どうしても無理な時は『明日は必ず磨こうね』と約束して
お休みもありかもしれません。



本当に大変な時期ですよね。
一緒に頑張りましょう(T ^ T)







歯磨き粉や歯ブラシ、糸ようじなどは
お子さんに合ったものをお使いいただいた方が
より効果的な予防につながります。







気になることはお気軽にスタッフにお尋ねくださいませ。


                        

nico 4月号 参照