こんにちは、副院長の神山です。
熊本地震(前震)から1か月が経とうとしています。
熊本では余震はまだ続いており現在でも時折、震度4クラスの余震があります。
私も先日、知り合いの所へ支援物資のお届けとお見舞いの為、
被災地(被害の大きかった地域)へ向かったのですが
屋外は今まで見たことのない光景と屋内は生活するのがやっとの状況でした。
被災地(被害の大きかった地域)へ向かったのですが
屋外は今まで見たことのない光景と屋内は生活するのがやっとの状況でした。
現在も、なお家屋の倒壊や余震の恐怖で避難所生活を送られている方が多い様です。
避難所もプライバシー、食糧、感染症、余震による恐怖、避難所の減少などの
問題がある様で実際経験した方でないとわからない事が多いと思います。
そうした中で県内、県外の全国から多くのボランティアの方が熊本へ駆けつけ
人の優しさや思いやりに心を打たれました。
被災された方々が一刻も早く通常の生活に戻られることを切に願います。
先日、東京大学 高齢社会総合研究機構の飯島勝矢先生のセミナーを受講してきました。
その中で興味深い話がありました。
人が介護に至るまでの過程の話です。
この話を聞くまで人とのつながり、社会参加がそれ程重要だとは思っておりませんでした。
英語でFrailty→訳:虚弱という言葉があります。
この英語を日本老年医学会が日本国民に認知してもらい易くするために
Frailty→フレイルと略したそうです。
このフレイル、上記の図に示してあるように右に移行するほど身体のフレイル(虚弱化)が
進行していきます。
要介護に至る入口は社会参加の減少だそうです。
上記の図式からすると歯科の役割はいかに重要な所に位置しているかがわかりました。
全身が衰える前に口腔機能から衰えていくことがわかります。
歯科医師としてはいかに患者様のオーラル・フレイル(口腔機能の低下)に
いち早く気づき対処できるかが重要だと感じました。
いち早く気づき対処できるかが重要だと感じました。
私たちは今後も噛めるお口の管理をして口から全身の健康をご提供できればと思います。
皆さまも加齢による衰えと解釈せず人との繋がりを増やし、
良く噛みバランスの摂れた食事をして
良く噛みバランスの摂れた食事をして
適度な運動をすることで衰えを遅らせる事が大切です。
今現在の自分が上の図のどの位置にあたるかを当てはめてみては如何でしょうか?