2012年4月24日火曜日

歯周病治療

今晩は。副院長の神山です。

少しずつ暖かくなってきましたが皆様は如何お過ごしでしょうか?




さて、今回のテーマは歯周病治療についてです。

歯周病とは歯を支えている周囲の組織(主に歯槽骨)が破壊されてしまう病気です。
虫歯とは、異なる病気で成人の8割以上の方が罹っていると言われています。


また、歯周病は軽度のうちは症状がほとんど無いので知らず間に進行して
気付く頃には抜歯となる場合が多いのです。

今まで虫歯がなく歯が丈夫だと思っている方ほど危険信号です。
定期的に検査を受け歯石や汚れを歯科医院でとってもらう事をお勧めします。

歯が無くなってしまってからでは遅いですから。。




歯が無くなり入れ歯になると食事の時、味がしなくなったり、入れ歯の違和感が大きく
気持ちが悪い、見た目が悪い、硬いものが咬めない・・などの問題があります。
また、インプラント(人工歯根)も見た目や咬む力等は改善されますが自費診療となりますので
経済的負担が大きい、外科処置が必要であるなど、こちらも患者様へ負担がかかります。


ご自分の歯を生涯、健康な状態で残す為には日頃からのブラッシング(ご自宅での歯磨き)や
規則正しい生活習慣、定期的な歯科医院受診が大切です。
「 お口の中に痛い所やがない、問題がないから歯科医院へいかない」のではなく、
問題がない時に歯科医院へ受診される事をおすすめ致します。




~・~・ ここからは歯周病治療についてのお話を少し ~・~


歯石取りについてですが以前は歯と歯茎の間にある溝の奥深くに付着した
歯石や汚れは手用スケーラーと呼ばれる器具で” ガリガリ ”ととっていました。

近年、その方法では歯の組織を傷めてしまうという報告があり超音波器具での
清掃が推奨されています。

当医院ではこの超音波器具:EMS社のミニマスターという機種を新たに導入しました。







超音波は以前より他の機種で使用していたのですがこの機種は歯を必要以上に傷つけず
歯石を取り除けるそうです。ライトも付いているので術者は治療し易いです。

歯を傷つけない事で虫歯の予防や処置後のしみを防ぐことが出来ます。


以前の治療では処置後にしみたり、痛みが出たりという事が時々ありましたが
今後はその様な症状は少なくなると思います。


患者様へ痛みなく、優しい治療を心掛けていきたいと思います。

しばらく歯科受診されていない方はお近くの歯科医院へ是非、受診されてみてください。