2017年11月26日日曜日

子どもの歯のケガ

初霜の知らせも届き、日毎に寒さがつのりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

こんにちは、春木です。


お子様が、転んだりぶつけたりして、歯をケガした経験のある方もいらっしゃると思います。

歯をケガしたとき、適切な応急処置を行うことは、ケガをよりきれいに、より良く治すために、
とても大切です。

★まずは全身をチェックして、頭部や全身にも症状があるようなら、先に医科を受診しましょう。

★歯が抜けた場合    
    ・抜けた永久歯は、歯の状況や治療開始までの時間によっては、元にもどせる(再植できる)
     可能性があります。
    ・抜けた歯を乾燥させない様に、歯牙保存液か、牛乳・生理食塩水に浸して早急に受診しま
     しょう。
    ・砂などがついていても、水道水には塩素が含まれるので洗わずに、なるべく歯の根に
     触れない様にして、持っていきましょう。


★歯が欠けた・折れた場合
    ・少し欠けただけで歯の神経(歯髄)に影響がない様なら、欠けた歯を接着して治せる
     場合もあります。
     歯のかけらを見つけたら、歯牙保存液・牛乳などに浸して持っていきましょう。

    ・時間が経つと痛みが強まることも多く、歯髄を守るためにも早めに受診することが
     大切です。


歯がグラグラする、噛むと痛い場合
    ・歯が抜けかけていたり、位置がズレたり、歯の根や歯を支えている顎の骨が骨折している
     可能性もあります。
     できるだけ早く受診しましょう。


くちびる、歯ぐきが切れた場合
    ・傷口を清潔なガーゼなどで軽く押さえて止血します。
     腫れを防ぐためには、できるだけ早く冷やします。

    ・土やアスファルトなどは、細かい異物でも傷跡になりかねません。
     歯科医院で十分に洗浄してもらいましょう。
     また、歯もぶつけてることがあるので検査も受けましょう。

歯をケガした場合、時間がたつと見えてくるトラブルもあります。

何かトラブルの芽が現れたら、速やかに対応することが歯を残すためには大切です。

歯のケガのあとは、歯科医院での定期的な経過観察をおすすめします。