みなさんこんにちわww
前川です。
10月になっても台風が心配ですね。。。
今回はホワイトニングの文献を紹介したいと思います。
An oveview of tooth-bleaching techniques : chemistry , safety and efficacy
Sulieman . AM . Periodontology . 2008
overviewというタイプの文献ですが、ホワイトニングの技術的なこと、化学的なこと、
効果と影響などに関して、決して一つ一つが細かくreviewされているわけではありませんが、広く網羅されている文献になっています。
22ページにもなるので読むのはつらいですが…。
内容を一つ一つ書くと、眠くなると思いますので、さらっと言うと、
まず歯の変色、着色の原因はさまざまあって、内因性なのか、外因性なのか、
つまり内からの影響でなるのか、外からの影響でなるのか、まずそれを言及しています。
どういう原因なのかによって、歯の色がどうなるのかを表にしてあります。
英語ですが参考までにのせておきます。
ホワイトニングは基本的には安全な処置になります。注意すべき点はありますが。
注意すべき点をいくつかあげると、ホワイトニングによって約2/3の人が一時的に知覚過敏を感じることがこの文献にも書かれています。ずっと続くわけではありません。
あとは、全身的な状態、例えば妊娠中の場合や要求度が高すぎる場合など、局所的に注意することといえば、虫歯や歯肉の炎症がある、歯の局所的な状況などを考慮した方がいい場合もあることが書かれています。
細かくはなかなかすべてここでは書けませんので、ホワイトニングに興味があられる場合は、神山歯科でいつでもご相談下さい。スタッフが丁寧に説明してくれます。
最後にこの文献のボクが一番好きな部分ですが、
” 様々な研究でブリーチング (ホワイトニングのこと) を行った結果、または行っていく過程で、歯肉の状態がすごくよくなって維持されることが報告されている。
それはきっと、歯や口腔内に治療の過程で興味が出て、結果としていい口腔内へと改善されているのであろう。”
と書かれています。まったくその通りだと思います。
ホワイトニングをしたい、またはやっていく過程がきっかけで、歯や口腔内に興味が出て、キレイにしたい、キレイを維持しようなど、姿勢が変わったんじゃないかなといっているわけです。
ボクは患者さんにいつも、きっかけは何でもいいんです。と言っています。
初めから心から虫歯や歯周病になりたくないという思いで来院される人ばかりではなく、
もしかしたら、女性にモテたいから口腔内をキレイにしたいとか、孫に言われて来ることにしたとか、結果的に口腔内に興味が出て、いい状態をつくりそれを維持することができるならば、
それは素晴らしいことだと思っています。
きっかけはなんでもいいんです。歯を白くしたいというのがきっかけでもいいんです。
人それぞれきっかけ、モチベーションは違います。
動機は不純でもいいんです。
大事なのは思いの大きさなのです。
ちなみに、ボクはジョギングを続けていますが、モチベーションは、
太ったらダサいカッコ悪い。です。
健康のためとか微塵も考えたことありません。
動機が不純ですね。
みなさん、それではまた…